減量からの卒業
今年の始めにこんな記事を書いた。
女装姿の俳優さんの美しさに感動して痩せようと決意し、その決意を記したものだった。
目標は3月末までに-5kg。
1月末には目標の約半分まで達成したことを報告しつつ、2月末には報告をせず。
ついに結果を報告できる日となった。
恥を忍んで書いてしまうが、わたしの身長は173cmであり、ピーク時の体重が63.6kg、今日の体重が58.6kg。今日をもって5kgの減量を達成した。
具体的なダイエットの方法は1月末の記事内容と変わりなく、白湯をよく飲み、食事は「8時間ダイエット」と呼ばれる1日8時間以内に済ませる方法がメインだ。
白湯を飲むにあたってはid:razokuloverさんの記事(少しの工夫で体重が1ヶ月で3キロも減った - razokulover publog)を参考にした。
あと、減量にどれくらい関係しているかは不明だけれど、気まぐれにランニングもしてみたりした。
今日までの3ヶ月を振り返ると、やはり体重の減らない時期が一番辛かった。
いわゆる停滞期というもの。
ダイエット中の「停滞期」はなぜ起きるの? : タニタ運営[からだカルテ]
タニタのコラムによると人間の身体には「ホメオスタシス機能」という危機管理システムが備わっており、非常時にはその機能が働くことで、少ない食事を効率よくエネルギーに変換し、消費エネルギーも最低限に抑えることができるという。非常時にはありがたいが、減量中にはありがたくない機能。
体重が5%減少した頃から2週間〜1ヶ月程度続くシステムだそうで、わたしも2週間くらいは「増えた」「減った」「変わらない」と毎日やきもきさせられた。
停滞期を乗り越えるポイントは「諦めずに続けること」のみ。
毎日体重計に乗っては一喜一憂したけれど、基本のダイエット方法である「白湯飲み」と「8時間ダイエット」は習慣のまま続行した。
でもそんなにストイックにダイエットをしていたつもりはなく、大好きな甘いものも結構食べていた。ものを食べる時間はすでに制限しているので、ダイエット中であることは忘れずに、食べるものくらいは体重計と相談して決めればいい。
限られた時間で食べたいものを考えたとき、「足りない栄養素が何か」もよく考えるようになったと思う。コンビニに入ったときでも、自分の食事から考えて少なそうなカルシウムやカリウム、鉄分を補うように食品成分表に目を通した。そのせいもあってか「自分の体は食べ物でできているんだな」という自覚は芽生えた気がする。
5kgの減量なんて今まで行ったことがなかった。社会人になってからは60kg前後をうろちょろしていて、「痩せたい」といくら口で言ってみても痩せるつもりもなく、健康や日常に支障をきたすほど太ってはいないという事実が、無意識のうちに自分を肯定していたようだ。
でも今回痩せることができて良かった。28歳の自分が、まだ変われる可能性があることを、自分で見い出せた。それがとても一番嬉しかった。
ダイエットは減量と維持でできていて、そこに終わりはない。
わたしのダイエットもまだ終わりではない。体重はもう少し減らしたいと思っているけれど、今後は減量よりもサイズダウンをメインとして筋トレやマッサージを念入りにしていくつもりだ。
とりあえず、卒業おめでとう、の記録として。
今週のお題「卒業」