ときどき考える、ときどき日記

アラサー社畜(会社員)がこれからの人生について考えたり、日記を書いています

働くわたしの最重要とは

今すぐ転職したいようで、そうでもない、でも一生この会社で働くなんて嫌!というワガママな気持ちで毎日生きている。現実逃避以外の何物でもないかもしれない、そんな自覚はありつつも、どうやって生きるのが最善かと日々考えているところだ。

 

 
先日Vorkers(「社員による会社評価」 就職・転職クチコミ・リサーチ Vorkers)を覗いていたとき、「登録すれば全てのクチコミが見られます」という文句に釣られて、転職エージェントサイトに登録してしまった。したのではなく、してしまった感じだ。それでも数あるエージェントサイトから1社だけにしたのは気になる求人情報があったからである。
 
転職サイトに登録したことはあるようなないようなで覚えていないが、エージェントサイトに登録したのは今回が初めてだった。登録作業は年末年始の休暇で行ったのでエージェントサイトも実働は5日からであり、その夜すぐに電話がかかってきた。今後の担当者になる人と電話面談をしてほしいという内容だった。
 
というわけで、今日がその電話面談の日だった。
Vorkersを見たかっただけです、とは言えないので、「急いではいないけれど、今の会社では先が見えないから転職を考えている」と話した。「先が見えない、とは具体的に何か」と聞かれたので、「年収の上がる見込みがないことと、女性社員の扱いの酷さ」と答えた。
こうやって書いているとテキパキ答えているみたいだけど実際は「そうですねぇー…うーん…」の繰り返しだ。常日頃から思っているはずなのに、即答できないのが恥ずかしかった。
 
エージェントの人にも指摘されたけれど、わたしの考えはものすごくボンヤリしている。輪郭がまだはっきりしていない。勤務地を地元にするか全国にするか、職種を現在のままで探すか他業種にするか。指摘されてもどちらかには絞れなかった。わたしが働いていけるなら、現状よりもマシならそれでいいかもしれない。そんな考えだとアドバイスできないのは当たり前だ。
 
話も当たり障りなく進み、というか進めようがなくなり、勇気を出して気になっている求人情報についてこちらから尋ねてみたら、向こうにとっても想像の斜め上をいく申し出だったようだ。詳細を書くことは出来ないが、誰にも確認・相談できないことなので、とにかくエージェントの人に頼るしかないのだ。エージェントからは「企業の担当に確認してみます」とのこと。早く回答が知りたい。
 
初回の面談であり、自分の考えもまとまらないなかで、控えめな言い方でかなりワガママな希望を言った気がする。わたしの能力・資格・学歴で、どの口が言うのだと思われたかもしれないけど、「何でもいいです」と言うことが許されないのは話しているうちにわかった。ならば控えめに、でも最大限の希望を伝えておくしかない。
 
最後に「わたしの今話した希望を無視して考えるなら、どういうキャリア形成を勧めますか?」と訊いた。転職エージェントが客観的にわたしの今後を分析する内容に興味があったからだ。
「一番に転職したい、自分を変えたい理由が見つからなければ、今の仕事を続けることをお勧めします」と返された。今度はこっちが斜め上だと思った。
「環境や待遇はともかく、今の仕事はやりがいがあり楽しいと仰ったでしょう。自分がどうしても変えたいと思うことが曖昧なまま、なんとなく転職しても、当然『こんなはずじゃなかった』と感じることがあるし、そのときには『楽しくやりがいがあった気持ち』も失ってしまいます。変えたいことが無ければ、転職すると失うもののほうが大きいかもしれません。それならば、今の仕事を続けることをお勧めします」
まさしく仰る通りだった。ぐうの音も出ない。「仰る通りです」とだけ答えたら「お勧めの求人についてはメールを送るので、もう少しゆっくり考えて」と言われた。
 
勢いが無ければ転職はできないけれど、勢いだけでも転職はできない。ふわっふわな今のわたしの思考では絶対に転職はできない。そう徹底的に思わされた休日となった。